SuperFunded(スーパーファンディッド)はEightcapが抱えるプロップファームの一社です。サーバーなどの取引コンディションもほぼEightcapそのもののため、競合となるFintokei(フィントケイ)よりも優れた環境を持っていることが特徴です。
SNSでも徐々に高評価が見られるSuperFundedですが、この記事では同社の優れているポイントとマイナスなポイント、チャレンジルール、注意点などを徹底的に解説します。
SuperFunded(スーパーファンディッド)は、Eightcap(エイトキャップ)ブランドのプロップファームで、2024年6月にローンチされました。
Eightcapは2009年に設立され、メルボルンを拠点とするFXブローカーです。メルボルンの他に、イギリス、ブルガリア、キプロス、バハマにもオフィスを構え、グローバルにサービスを展開しています。
Eightcapは以前プロップファームのシステムを提供する専門部署を設けていましたが、現在はその専門部署が独立し、ひとつの会社として事業を行っています。とはいえEightcapとの関わりが絶たれた訳ではなく、その多くがEightcapに在籍していたメンバーで構成されているため、プロップファームのリスクや設計などについての知識は他社と比較にならないほどに有しています。
また、日本語に対応するプロップファームではAxiory(アキシオリー)がバックアップするFintokei(フィントケイ)が競合となりますが、日本を中心に展開するAxioryと世界各国に展開するEightcapの実力は雲泥の差です。
Fintokeiはすでにプロップファームとして実績を残していますが、Eightcapはこれまでに30社以上のプロップファームを成功させてきました。このように、Eightcapがいかに大きく成功している企業であるかを考えると、その安心感や信頼性は桁違いと言えるでしょう。
SuperFundedは日本市場参入を目的としているだけに、サポート体制も万全です。世界各国のサポートスタッフが24時間体制で日本語のサポートを行っています。
現状24時間日本語サポートに対応しているのはSuperFundedのみです。夜間から早朝までの時間帯は海外のスタッフが対応しているせいか時々日本語があやふやな部分も見られますが、それでも深夜帯に日本語のサポートが受けられるのは大きなメリットです。
SuperFundedは海外に数々のプロップファームを展開しているEightcapブランドです。そのため、システムやルールもプロップファームの本場である海外のものを採用しています。
SuperFundedはルールの確認方法やKYC、アフィリエイトなど、海外のプロップファームシステムをそのまま日本語にして提供しているため、SuperFundedに慣れているトレーダーであれば、海外のプロップにも容易にチャレンジすることが可能でしょう。
SuperFundedはFintokei(フィントケイ)と比較すると料金プランが割安なため、何度かチャレンジを購入するのであれば、初回返金分を考慮してもSuperFundedでチャレンジするほうがお得です。その差は長期的になればなるほど大きくなるため、SuperFundedで何度もチャレンジしたほうが金銭的な負担も少なく済みます。
SuperFundedは出金を行うたびに利益配分が上がるシステムです。SuperFundedの初回出金は30日、次回からは15日周期です。それに加えてPhase1と2の最低取引日数がそれぞれ4日あるため、70%⇒80%⇒90%と上げるのに必要な期間は「4+4+30+15=53日」です。
Fintokeiで利益配分を90%まで上げるには最低でも8ヶ月かかり、さらに毎回10%以上の利益を出さなければいけないため、高い利益配分で取引するのであればSuperFundedのほうが遥かに現実的だと言えるでしょう。
一般的にFX業者では、入金方法と同じ方法で出金しなければなりません。しかしSuperFundedは入金と出金で異なる方法を選択可能です。
たとえば、クレジットカードで入金し、出金は仮想通貨で行いたい場合、海外FX業者ではクレジットカードの長いチャージバック期間を待つ必要がありますが、SuperFundedなら出金周期に仮想通貨で出金することができます。
Eightcapは取引環境が優れていることでも知られています。SuperFundedの取引口座で一週間スプレッドを測定した結果、USDJPY 0.9pips、EURUSD 0.7pips、GBPSUD 0.8pips、XAUUSD 0.84pipsという結果でした。
銘柄 | SuperFunded | Fintokei |
---|---|---|
USDJPY | 0.9pips | 1.2 pips |
EURUSD | 0.7pips | 0.8 pips |
GBPSUD | 0.9pips | 1.0pips |
XAUUSD | 0.82pips | 0.84pips |
上記の表は全て取引手数料を考慮した平均値ですが、Fintokeiは往復1ドルも取引手数料が安いにも関わらず、SuperFundedより取引コストが高いということが判明しています。
Fintokeiは一段階目の利益目標がSuperFundedより低いなどメリットもありますが、細かいサービスを見ていくと、SuperFundedのほうが優れている部分も多く見られるのです。
SuperFundedのチャレンジはすべてドル表記で、66ドルから999ドルまでのプランがあります。一方、Fintokeiのチャレンジ料金は最安で21,800円なので、気軽にはじめるには少し高額です。さらに、以下のグラフでは、プロップファーム毎の「Challenge / price ratio」をまとめています。
Challenge / price ratioで分かる証拠金毎の単価も考慮すると、SuperFundedの方がはるかに安いため、長期的に使えば使うほどSuperFundedのほうがお得になります。
SuperFunded(スーパーファンディッド)の出金サイクルは、初回のみ30日とやや長めに設定されています。
2回目以降の出金は15日サイクルであることから、最初の出金さえ乗り越えてしまえば特に問題ではありません。資金調達ステージから最短45日で利益配分が90%になるため、このあたりがやや渋くなるのは仕方ないでしょう。
FundedNextやFXIFYなど、最近流行りのプロップファームも出金サイクルが30日近くに設定されています。そのため、これらの業者でチャレンジされている方であれば、SuperFundedの出金サイクルも気になることはないでしょう。
SuperFunded(スーパーファンディッド)のチャレンジは、Fintokei(フィントケイ)やFTMOよりも少額から、かつ良心的な価格ではじめることができます。
Challenge | price | Challenge÷Price |
---|---|---|
$6,000 | $66 | 90.91 |
$10,000 | $99 | 101.01 |
$25,000 | $158 | 158.23 |
$50,000 | $298 | 167.79 |
$100,000 | $550 | 181.82 |
$200,000 | $999 | 200.20 |
多くのプロップファームで、試してみたいが最低金額が高いため手が出ないと思っていた方も多いでしょう。SuperFundedであれば66ドルから始めることが可能です。さらに、Fintokeiなどと比較して同じ金額でも多くの証拠金を運用できるため、日本語対応プロップファームではSuperFunded一択です。
SuperFundedの初期利益配分は70%とやや低めですが、この業者は初期利益配分で決めつけてはいけません。SuperFundedの特徴は一度出金を行うと利益配分が必ず10%上昇する仕組みです。一見低い利益配分に見えますが、最短約2か月で90%の利益配分に到達するため、どの業者よりも早く、多くの利益を出金することができるのです。
SuperFundedの利益目標は、プロップファームの世界基準であるFTMOと同水準です。プロップファームは基本のルールを緩く設定するほどトラブル発生率も上昇します。
したがって、ルールに関してはほどよい数値に設定し、確実に出金可能な体制を整えていることがプロップファームの理想形です。
SuperFundedは損失率もFTMOと同水準です。損失率の判定基準はバランスベースで、リアルタイムにダッシュボードから確認できます。
SuperFundedでは、30日以内に取引がないと失格になってしまします。まとめ買いされた方は、期間内に一度でも取引を行うことで取引期限による失格を回避できます。
SuperFundedの最低取引日数は、ステージによって異なります。とはいえ、その日数は4日~5日と、毎日のように取引を行っていれば特に気にする日数ではありません。
SuperFundedの出金サイクルはやや長めの初回30日で、二回目以降の出金は15日周期で行われます。出金時はSuperFundedの審査後に利益額すべてが出金されます。
出金方法は海外銀行送金と仮想通貨出金が選択できますが、出金手数料の安い仮想通貨出金がおすすめです。また、FX業者とは異なり、カード入金をしてしまっていても仮想通貨出金を選択できるのでご安心ください。
SuperFundedではForexFactoryのニュースカレンダーに記載されている、レッドフォルダーの経済指標前後10分間に新規取引禁止ルールを設けています。しかし、対象となるのは新規取引のため、10分よりも前に設定したストップロスやテイクプロフィットについては禁止行為に該当しません。
ニュース取引に該当してしまいそうな時は、早めに対策を行いましょう。
SuperFunded(スーパーファンディッド)の取引プラットフォームはDXTradeです。以前まではMT4とMT5が導入されていましたが、MetaQuotesの意向により提供が中止されてしまいました。
天下のeightcapでMT4/MT5が提供できないということは、今後多くのプロップファームで同様のことが起きると予想されます。現在MT4やMT5のシステムに依存している方は、TradingViewのストラテジーなど、MetaTrader以外のプラットフォームで利用できる自動売買を準備しておくと良いかもしれません。
SueprFundedは現在新プラットフォーム導入に向けて準備を進めているようですが、それまでの期間はDXTradeを利用しましょう。
SuperFundedの最大レバレッジは100倍です。銘柄によって様々な最大レバレッジが設定されていますが、FX通貨ペアを中心に取引されるのであれば特に気にする必要はありません。
銘柄 | 最大レバレッジ |
---|---|
Forex | 1:100 |
Commodities | 1:30 |
Indices | 1:50 |
Crypto | 1:10 |
仮想通貨のレバレッジは10倍とやや低く見えますが、多くの証拠金を運用するプロップファームではほとんど気になることはありません。国内取引所で人気を博したビットフライヤーのライトニングFXは、レバレッジ最大15倍でした。それでもなお、仮想通貨の暴落時には多くの追証が発生したので、仮想通貨はレバレッジ10倍もあれば充分なのかもしれません。
SuperFundedの取引手数料は、全銘柄1ロットあたり片道3.5ドルに設定されています。しかし、実質的なスプレッドを測定したところ、Fintokeiよりも取引コストが安いことが判明しています。
Fintokei(フィントケイ)だけでなく、Exness(エクスネス)やXS(エックスエス)など多くの海外FX業者よりも狭いスプレッドのため、実際に取引してみるとかなり取引しやすい環境です。
SuperFundedでは、仮想通貨を含む全78種類の銘柄を取引できます。
銘柄 | 銘柄数 |
---|---|
Forex | 53 |
Metal | 4 |
Oil | 2 |
Crypto | 4 |
Index | 15 |
競合となるFintokei(フィントケイ)と比較すると、仮想通貨が取引できるのは大きなアドバンテージになりますね。週末取引も可能で、取引日数も稼げるためFintokeiよりも早く資金調達段階に到達できます。
SuperFunded(スーパーファンディッド)はEAが利用可能です。しかし、FundedStageはコピー取引に該当してしまう可能性が高いため、自身で作成したEA以外は使用しないほうが良いでしょう。第三者の提供するEAを使用する場合、検証フェーズのみにしましょう。
しかし、ローンチして間もないうちはライバルも少ないため、第三者のEAであっても比較的に自由に利用できそうです。
SuperFundedでは週末の持ち越しや取引を許可しています。プロップファームでは意外と週末の持ち越しや取引を禁止している業者が多いですが、SuperFundedであれば気にせず取引が可能です。
SuperFundedは対象となる経済指標の前後10分間を取引禁止時間としています。対象となる経済指標については、ForexFactoryをご確認ください。
SuperFundedはワンサイドベットができません。ナンピンやピラミッディングも該当すると思われますが、多くのプロップファームで禁止されているため、日頃からプロップファームを利用している方にとっては特に気にするような問題でもなさそうです。
SuperFundedに限らず、週末に相場を大きく動かすイベントが控えているなど、週明けのギャップを狙った取引を禁止しています。不正とみなされ失格してしまう恐れがありますので、市場クローズ前の外レバレッジ取引等には注意してください。
ヘッジや裁定取引は禁止されています。二つ以上のアカウントを運用するときに不正ができてしまうためです。仮に見つかった場合は厳しい処分が待っていますので、充分に注意しましょう。
SuperFunded(スーパーファンディッド)はまだローンチしたばかりのプロップファームですが、Eightcap(エイトキャップ)ブランドの安全性・信頼性は別格で、小規模なプロップファームとは比較になりません。
「長くお得にチャレンジしたい」「必ず出金したい」という方はSuperFunded以上に使いやすいプロップファームはないでしょう。
度々Fintokeiと比較されるSuperFundedですが、Fintokeiよりも確実に安いコストで始められ、利益配分も早く多く得られるため、日本語対応のプロップファームをお探しの方はぜひ一度お試しください。